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【徹底比較】Fire7、FireHD8、FireHD10全機種使用レビュー!

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Amazonのタブレット端末「Fireタブレット」には、「Fire7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」と計3種類の端末が用意されています。

一体どれがオススメの端末なのか分からなくて困っている方も多いと思います。

そこで今回は「Fireタブレット(Fire7、FireHD8、FireHD10)」全機種使用レビューをお届けします。

「外観」「画質」「バッテリー」「ストレージ」「ゲーム動作」など、あらゆる項目について実機を使って徹底比較してみました。

2019年8月31日更新)

比較対決1 外観(サイズ、重量など)

Fire7 FireHD8 FireHD10 サイズ 比較

左から「Fire7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」

コンパクトさが魅力の「Fire7」と「Fire HD8」

Fire7 バッグ サイズ比較

「Fire7」

FireHD8 バッグ サイズ比較

「Fire HD 8」

FireHD10 バッグ サイズ比較

「Fire HD 10」

「Fire7」と「Fire HD 8」なら、anelloポリキャンバス口金ミニリュック(容量10L)にすっぽり入ります。

コンパクトで持ち運びに便利です。

一方、「Fire HD 10」は縦にすれば入るものの、窮屈なのは否めません。

Fire7 手に持つ

「Fire 7」

FireHD8 手で持つ

「Fire HD 8」

FireHD10 手で持つ

「Fire HD 10」

Fire7は手の小さい方でなければ、片手での操作が可能です。

FireHD8も片手で持つことは出来ますが、操作するのが結構難しいです。電子書籍のページめくりなら片手でも出来ます。

FireHD10は両手じゃないと操作出来ません。通勤、通学で使う分には不向きです。

雑誌や動画を見るのに最適な「Fire HD 10」

FireHD10 雑誌 サイズ比較

雑誌と「Fire HD 10」

自宅で映画やドラマ、雑誌(電子書籍)を楽しみたい方は、「Fire HD 10」がオススメです。

タブレットの中では10インチの大画面なので、映像に迫力があります。特にSFやアクション系の映画、ドラマならその差は明らかです。7インチ8インチではちょっと物足りません。

家族や友人のみんなで見るのにも適しています。8インチ以下だと小さすぎて、大人数で見るにはかなり厳しいです。

電子書籍で雑誌を読みたい方にもオススメの「Fire HD 10」。

画面が大きくて見やすく、紙の雑誌と同じサイズ感で読めます。文字も大きく表示されるので、わざわざズームする必要がありません。

重さ

Fire7 重さ 比較

「Fire 7」

FireHD8 重さ 比較

「Fire HD 8」

FireHD10 重さ 比較

「Fire HD 10」

最軽量はFire7の286g。

FireHD8より65g軽いです。

「Fire HD 10」は511gと、他の端末に比べてかなり重さを感じます。

比較対決2 ディスプレイ画質

各タブレットの解像度は以下の通りです。

  解像度
Fire7 1024×600(171ppi)
FireHD8 1280×800(189ppi)
FireHD10 1920×1200(224ppi)

どの端末もIPSディスプレイを採用。

FireHD8はHDディスプレイ、FireHD10はフルHDディスプレイを搭載しています。

Fire7 FireHD8 FireHD10 画質 比較

「Fire7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」

どの端末も画質に大きな違いはありません。十分なほどの高画質です。

繊細な描写にも耐えられるクオリティを誇ります。

発色は「Fire 7」の方が良いです。自然な色合いで風景や料理が色鮮やかに見えます。

一方、「Fire HD 8」と「Fire HD 10」はFire7に比べて若干黄色がかっています。

ただ、肉眼で見ると、上の写真ほど大きな違いは感じません。

普段、雑誌や動画を見ていて、色合いが気になることも個人的にはありません。ただ、カスタマーレビューを見ると、全体の1%程度の割合で「気になる」という意見もあったので、この点は個人差だと思います。

黄色がかっている分、FireHD8とFireHD10は落ち着いた印象を受けます。長時間使用した場合はFire7より目が疲れずに済みます。

画面サイズ

映画やドラマで迫力のある映像を楽しみたい方は、8インチの方がオススメ。

1インチ違うだけで印象は大きく変わります。7インチサイズだと迫力に欠けて物足りなさを感じます。

比較対決3 カメラ機能

背面カメラの画素数はどの端末も200万画素です。

同じ条件下で実際に撮影してみました。

Fire7(200万画素)

Fire7 カメラ 画質 比較

Fire HD 8(200万画素)

FireHD8 カメラ 画質 比較

Fire HD 10(200万画素)

FireHD10 カメラ 画質 比較

画質自体は変わらないが、画角に違いあり

画素数が同じということもあって画質自体に大きな差は見られません。

FireHD8は他のタブレットに比べると、画角がかなり広いです。

FireHD10はちょっと赤みがかっています。

最近のスマートフォンのメインカメラは大体約1000万画素を超えるもの(中には2000万画素の端末もある)がほとんどで、それに比べると200万画素のFireタブレットは合格点に程遠いレベル

カメラ機能は遊び程度で使うものと考えておきましょう。

比較対決4 電子書籍

電子書籍を使うとしたら、どのFireタブレットが優れているのでしょうか?

書籍

どちらも明るさは最大。また、フォントサイズや行間も同じにしています。

Fire7 FireHD8 FireHD10 一般書籍 画質 比較

左から「Fire 7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」

Fire7 FireHD8 FireHD10  一般書籍 比較

どの端末も文字が鮮明で、滑らかです。

見やすさに大きな違いはありません。

文字の大きさも自由に調節が可能。お年寄りの方でも快適な読書生活が楽しめます。

Fire7に比べると、FireHD8とFireHD10は若干黄色がかっていますが、肉眼では写真ほどの違いは感じません。

1ページあたりに表示される情報量(文字数)は、FireHD10が最も多いです。

ページめくりの回数を少なくしたい方は、大きなサイズのタブレットがオススメです。

マンガ

Fire7 FireHD8 FireHD10 マンガ 比較

左から「Fire 7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」

Fire7は新書判(ジャンプやマガジンなどの少年、少女コミックに多いサイズ)、FireHD8はB6判(青年、女性マンガに多いサイズ)、FireHD10は横がA5判、縦がB5判(マンガ雑誌)と同じくらいのサイズです。

文字の読みやすさという点だけを見れば、FireHD10がベストです。

画面に近づかなくても十分に読めるので、目のダメージを最小限に抑えられます。

ただ、重いので、長時間持って読むには腕が疲れますね。

Fire7はコンパクトさに魅力がある反面、文字が小さく、セリフの多い漫画だと若干の読みにくさを感じます。

小さな文字はズームすれば解決するのですが、いちいちズーム操作しないといけないのって結構面倒です。

コンパクトさと文字の大きさの両方を重視したい方は「Fire HD 8」をオススメします。

横画面にして見開きページで読みたい方は「Fire HD 10」がベストです。

雑誌

Fire7 FireHD8 FireHD10 画質 比較

「Fire7」「Fire HD 8」「Fire HD 10」

カラーページが大部分を占める雑誌。

色鮮やかさは「Fire 7」に軍配が上がります。発色が良く、自然な色合いが再現されています。

読みやすさは、10インチサイズの「Fire HD 10」が上回ります。

普段読んでいる雑誌と同じような感覚で読むことが出来ます。

画面のピンチイン、ピンチアウト(ズームの縮小、拡大操作)は、どれもスムーズでカクつきがなく快適です。

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比較対決5 動画、ゲームなどの動作スピード

まずラインナップのCPUを比較してみましょう。

  CPU
Fire7 1.3GHz クアッドコア
Fire HD 8 1.3GHz クアッドコア
FireHD10 1.8GHz×2 1.4GHz×2 クアッドコア

最もCPUが優れるのは「Fire HD 10」の「1.8GHz×2 1.4GHz×2 クアッドコア」。

「Fire7」と「Fire HD 8」のCPUは同じです。

動画

アマゾンプライム、NETFLIX、Huluなどのアプリで様々な作品を見てみました。

どれも非常に綺麗で、動きもスムーズです。

ほとんどの方が十分に満足できるクオリティです。

途中でカクつくようなこともありません。ネット環境が整っていれば、ストレスなく快適にドラマ、映画、バラエティなどが楽しめます。

映像の迫力さを求めたい方は、やはり画面サイズの大きなFireHD10がベストな選択だといえます。

ゲーム

「プロ野球スピリッツA」や「ミニオンラッシュ」「荒野行動」などのゲームをプレイしてみました。

「プロ野球スピリッツA」や「ミニオンラッシュ」については、どの端末もゲーム動作もサクサクと軽快で、ストレスなくプレイ出来ています。

次に「荒野行動」について。

比較的動作がスムーズだったFireHD10に対し、FireHD8やFire7は若干カクカクとしていて動作がモッサリしています。

シューティングゲーム(FPS、TPS)や「3Dレーシングゲーム」などグラフィック性能が要求されるゲームの場合、「Fire7」「FireHD8」では正直物足りなく感じます。

「iPad」のような性能を求める方はオススメ出来ません。 

比較対決6 【実験】バッテリーの持続時間

バッテリー調査をしてみました。調査にあたって、条件を以下の通りに設定しました。

条件設定

・プライムビデオの「バックトゥザフューチャー part1」を再生

・作品が終わったら最初から再生し、バッテリーがなくなるまで繰り返す

・画面の明るさは最大、音量は10にする

結果

Fire7 FireHD8 FireHD10 バッテリー時間 比較

最も電池持ちが良かったのは「Fire HD 10」。

動画を再生し続けたとしても、約10時間は持ちます。

映画5本分の計算ですから、十分なバッテリー容量ですね。普通に使ってれば、2~3日は持ちます。

逆に最も消費が早かったのが「Fire7」。

FireHD10に比べて4時間少ない6時間半で電池が切れてしまいました。

コンパクトで持ち運びに便利ですが、電池の消耗は早めです。

旅のお供に持っていくなら、コンパクトかつバッテリーも長持ちする「Fire HD 8」をオススメします。

比較対決7 ストレージ容量

動画や音楽、マンガ、ゲームなどのコンテンツをたくさんダウンロードする方にとって気になるのが「ストレージ容量」です。

Fireタブレットは、端末ごとに選択できるストレージ容量は異なります。

Fire7 FireHD8 FireHD10 ストレージ 比較

16GB分保存したいなら32GBモデルを購入しましょう。

どの端末も2種類のストレージ容量から選択出来ます。

2019年6月に発売された新型の「Fire7」は旧型から容量が2倍にアップし、「Fire HD 8」と同じストレージ容量となりました。

最も容量が大きいのは「Fire HD 10」の64GBです。

各ストレージ容量の保存目安は以下の通りです。

 

マンガの場合

  進撃の巨人 宇宙兄弟 のだめ
Fire7
16GB
167冊 197冊 294冊
Fire7
32GB
420冊 496冊 738冊
FireHD8
16GB
171冊 201冊 300冊
FireHD8
32GB
423冊 500冊 744冊
FireHD10
32GB
452冊 534冊 794冊
FireHD10
64GB
963冊 1137冊 1691冊

 

動画の場合

(映画「ラララランド(約2時間)」、ドラマ「孤独のグルメ(30分ドラマ)」「ザ・クラウン(約1時間)」)

※ ザ・クラウンはNETFLIX、それ以外はプライムビデオ

  ララランド 孤独 クラウン
Fire7
16GB
12本 28話 21話
Fire7
32GB
29本 69話 53話
FireHD8
16GB
12本 28話 22話
FireHD8
32GB
30本 70話 54話
FireHD10
32GB
32本 74話 57話
FireHD10
64GB
68本 158話 122話

「ちょっとした外出先でコンテンツを楽しみたい方」や「ゲームをあまりしない方」、「ダウンロード作品のこまめな入れ替えが面倒ではない方」は、16GBで十分足ります。

ストレージ容量によって端末の値段が変わるので、その点もよく考慮しましょう。

注意

実は「16GBモデル」だからといって、16GB分保存出来る訳じゃありません。

例えば、「Fire7 16GBモデル」で保存出来るのは9.4GBだけ。

16GB分のコンテンツをダウンロードしたい方は、32GBモデルもしくは64GBモデルを購入しましょう。

全機種microSDカードに対応(Fire7なら512GBまで保存可能)

Fireタブレットは全機種「microSDカード」に対応しています。

内部の容量がいっぱいになってしまっても、microSDカードでカバーできます。

  microSDカード上限
Fire7 512GB
FireHD8 400GB
FireHD10 256GB

「Fire7」なら512GBまで対応。

プライムビデオやネットフリックスの作品や電子書籍を保存したい方にはありがたい容量。

ゲームアプリは基本的にmicroSDカードに保存できません。

ちなみに「モンスターストライク」や「プロ野球スピリッツA」、カーレースゲーム「Asphalt8」といったアプリはダウンロードに1GB以上を要しますので、「ゲームをたくさん遊ぶ目的でFireタブレットを購入する方」は「32GBモデル以上」を選択しましょう。

 

各コンテンツの保存目安や各ラインナップの実際に保存出来る容量を知りたい方は、ストレージ容量比較記事をご覧ください。

比較対決8 基本スペック

Fireタブレット製品のスペックを比較してみましょう。

Fire7 FireHD8 FireHD10 スペック 比較

比較対決9 ユーザーの評価

カスタマーレビューの平均評価は以下の通りです。

  5つ星平均評価 星4つ以上の割合
Fire7 星3.8 71%
Fire HD 8 星3.9 71%
Fire HD 10 星4.2 81%

2019年7月現在、Amazonのカスタマーレビューで最も評価が高いのは「Fire HD 10」の星4.2です。

なんと81%の方が星4つ以上の評価を付けていて、多くのユーザーから支持を受けていることが分かります。

「Fire 7」と「Fire HD 8」は星4つには届きませんが、それに近い数値が出ています。星4つ以上の評価を付けている購入者も7割を超えています。

保証制度について

「Fire 7」と「Fire HD 8」は90日間、「Fire HD 10」は1年間の限定保証が最初から付いてきます。通常の使用状況において発生した材料および製造技術上の瑕疵に基づく損害について補償してくれます。

つまり、保証の範囲は自然故障のみ。落下による故障などには対応していませんので注意が必要です。

自然故障のみの短期保証だと心配という方は、「延長保証+事故保証」オプションの購入をオススメします。

オプションの保証期間と価格

  1年間 2年間 3年間
Fire 7 1780円 2380円
Fire HD 8 1980円 2580円
Fire HD 10 2690円 3480円 4380円

「延長+事故保証」オプションは、「商品の落下や水漏れ等による故障」も保証対象となっているので、付けておいて損はありません。

総評 「オススメはどのFireタブレット?」

タイプ別おすすめFireタブレット

こんな人は「Fire7」がおすすめ

・安さ重視

・コンパクトさと発色の良さを求める

・カフェや通勤、通学で1日あたり数十分使用する

 

こんな人は「Fire HD 8」がおすすめ

・「コンパクトさ」と「画面の大きさ」の両方を求める

・外出先で1日中使いたい

・動画を思う存分に楽しみたい

 

こんな人は「Fire HD 10」がおすすめ

・大きな画面でゲームや動画、本を楽しみたい

・グラフィック性能を要求されるゲームを楽しみたい

・自宅用として使う

・スマートスピ―カーとしても利用したい 

・生放送のスポーツ観戦を楽しみたい

利用者の用途によってオススメは異なる

「どのFireタブレットがオススメなのか」は、それぞれの利用目的によって異なります。

「バッテリーの持ち」を求めるなら「Fire HD 10」がオススメですし、「ポケットに入るくらいのコンパクトさ」を求めるなら「Fire7」がオススメ。

重要なのは「各ラインナップの特徴を理解すること」です。

目的を確認すると共に「各Fireタブレットの特徴」を理解しておけば、タブレット選択を失敗することもないでしょう。

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