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「Fire HD 8(第7世代)」使用レビュー!実際に使って比較検証してみた

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「Fire HD 8」は、Amazonがオリジナルで販売している8インチサイズのタブレットです。

プライムビデオやkindleストアなどAmazonのサービスがすぐにアクセスできるレイアウトになっていて、アマゾンユーザー、特にプライム会員にとっては使い勝手の良いタブレットに仕上がっています。

今回は「Fire HD 8(第7世代)」の実力(画質、バッテリー、ストレージ、操作性、動作など)を実際に使った上で徹底検証してみたいと思います。

2018年8月16日更新)

2018年10月4日 新「Fire HD 8(第8世代)」登場

2018年10月4日に、新「Fire HD 8(第8世代)」が発売開始しました。早速購入し、第7世代からどのような変化を遂げたのか検証してみました。詳細については、「Fire HD 8(第8世代)」レビュー記事をご覧ください。

利用する際の注意点

本、アプリのダウンロードやプライムビデオなどの利用にはWi-Fiの接続が必要

ネットやアプリの利用にはWiFi(無線LAN)の接続が必要です。モバイルデータ通信には対応していないので、いつでもどこでも使えるわけではありません。

WiFi環境のない場所でも端末自体は利用できますが、使える機能が限られます(アプリの利用や動画、音楽のストリーミング再生などが出来ない)。もちろんダウンロード済みの動画、音楽、書籍はオフライン状態(WiFiが繋がっていない状態)でも楽しめます。

外観(サイズ、重量など)

カバンにも入りやすいコンパクトなサイズ

5.2インチスマートフォンとの比較

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anello ポリキャンバス口金ミニリュック(容量10L)にもスッポリ入ります

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サイズは縦が214mmで横が128mmです。A5版の書籍より横幅が少し小さいくらいのサイズなので、トートバッグやショルダーバッグ、リュックにすんなりと入ります。ポシェットのような小さいバッグには入らないので、その点はスマホより劣ります。

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重さは約379gです。A5版200ページの本1冊分程度の重さなので、通勤や通学で持ち運ぶ分には負担にならないでしょう。ちょっとお出かけする時にも扱いやすいサイズです。

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片手での操作は難しいです。持つことは出来ますが、さすが両手じゃないと操作できません。

電子書籍は文字が大きくて見やすいですし、動画コンテンツはスマホより迫力を感じます。移動中にゲームや動画など娯楽コンテンツを楽しみたい方にはオススメのサイズだといえます。

何ができるの?

出来ること

Fireタブレットでは以下の機能が利用できます。

出来ること
動画視聴(プライムビデオ、Netflix、Hulu、YoutubeDAZNなど
電子書籍(KindleストアやKindle本の利用)
ゲーム
SNSTwitterFacebookInstagramなど
アマゾンでの買い物
音楽(PrimeMusic、スポッティファイなど)
ネット検索
メール
写真撮影
カレンダー
タイマー

使えるアプリと使えないアプリ

AndroidタブレットやiPadとは異なり、Fireタブレットには使えるアプリと使えないアプリが存在します。

使えるアプリ

  利用出来る主なアプリ
動画 プライムビデオ、Netflix、Hulu
YoutubeDAZNGYAO!
Abema TV、TSUTAYA TV、U-NEXT
Twich、RedBull TV、ニコニコ動画プレイヤー(非公式)
コミュニケーション TwitterFacebookInstagram
SkypeViber
ゲーム 白猫プロジェクトドラゴンクエストぷよぷよクエスト
モンスト、ファイナルファンタジープロ野球スピリッツA
アスファルト8、マインクラフト、荒野行動
ミニオンラッシュ、パズドラリバーシ
音楽 プライムミュージック、Amazon Music Unlimited、Spotify
Shazam
その他

radikoYahoo!日経新聞電子版
Adobe PDFリーダー、Silkブラウザ、乗換案内
NHKネットラジオEvernoteDropboxKindle

AVGアンチウイルス

※ 定額制の音楽、動画サービスを利用するには、それぞれのサービスに加入し、月額料金を支払う必要があります。

 

使えないアプリ

  使えない主なアプリ
動画 dTV、Paravi、FODアプリ
TVer
コミュニケーション LINE、カカオトークTikTok
ゲーム ディズニーツムツムポケモンGo太鼓の達人
PUBG、Fate/Grand orderグラブルファンタジー
パワプロ、LINEポコポコ、
バンドリ、キングスレイド、歌マクロス
音楽 Google play MusicApple Music、AWA
LINE Music、dヒッツ
その他 メルカリ、スマートニュース、dポイントクラブ
LINEカメラ、Clipbox、SNOW
WEAR、GoogleマップUNIQLO

 

「LINE」や「ポケモンGo」、「AppleMusic」など、Fireタブレットで使えない定番アプリがいくつかありますので、ご注意ください。

 

Google Playストアは使えるの?

公式では使えません。非公式ではGooglePlayストアを導入する方法があるようですが、あくまでの非公式なので導入するかどうかは自己責任で行いましょう。

LINEなどGooglePlayストアで利用できるアプリが、FIreタブレットの公式アプリストアに早く導入されることを願うばかりです。

ディスプレイの画質

画質

解像度は1280×800(189ppi)です。8インチタブレットとして人気の高いファーウェイの「MediaPad T3 8」と同じ画素解像度を誇ります。

 

カメラ機能(スマートフォンとの画質比較)

FireHD8(200万画素)で撮影

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HUAWEI p9 lite(1300万画素)で撮影

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Fire8HDにはカメラ機能が付いていますが、正直言って使い物になりません。ファーウェイの「p9 lite」との比較からもわかる通り、画質が荒くて、ぼやけているように感じます。画素数は200万画素。最近のスマートフォンのメインカメラは大体約1000万画素を超えるもの(中には2000万画素の端末もある)がほとんどなので、その差は明らかです。

電子書籍を利用する

初期設定の段階で「Kindleストア」が入っているので、すぐに電子書籍が利用できます。

電子書籍リーダー「kindle Paperwhite(マンガモデル)」と読み比べをしてみました。

タブレットで読むメリット

・画面が大きくて見やすい

・ハイライト(マーカー)が色分けで付けられる

・ハイライトや調べたい部分をスムーズに選択できる

・マンガと雑誌は画面の拡大縮小操作が非常にスムーズ(一般的な書籍の場合、Kinlde同様に指を使った拡大縮小操作が出来ない)

・カラーに対応しているので、雑誌が読みやすい

タブレットで読むデメリット

・ブルーライトを発するので目が疲れやすい

・サイズが大きく、片手で持つのが困難

・Kindleより重い

 

書籍・マンガ

どちらも画面の明るさを最大にして撮影。また、どちらもフォントサイズを大きめにしています。

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一般的な書籍はKindleがオススメです。「Fire HD 8」の場合、文章のチェックを付けたい部分をスムーズに選択できたり、4色の色に分けてハイライトが付けられたりする利点があります。しかし、ブルーライトによる目への影響や持ち運びやすさを考えると、Kindleの方が書籍の利用に向いています。FireHD8にはブルーライトを抑制する「BlueShade機能」があるものの、画面が赤みがかっているので読みにくさを感じます。

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どちらの端末も明るさをゼロにした状態で比較してみました。タブレットは暗くて、ほとんど画面が見えません。つまり、ブルーライトを発した状態でないと、タブレットは文字を読むことが非常に難しいです。一方、Paperwhiteはライトがなくても明るい場所なら十分に読書が楽しめます。

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マンガは正直、人によって判断が分かれる所です。FireHD8の方が画面が大きく見やすいですし、ズームの拡大縮小操作がKindlePaperwhiteに比べて、非常にスムーズです。ワンタッチでペラペラとページがめくれるので快適です。

雑誌

カラーページが大部分を占める雑誌はやはり「FireHD8」の方が読みやすいです。先ほども述べた通り、画面の拡大縮小操作もスムーズに行えるのでストレスを感じません。

このように本の種類によって特徴が異なるので、用途に応じて自分に合った端末を選択しましょう。

動画、ゲームのチェック

動画

アマゾンプライム、NETFLIX、Huluなどのアプリで様々な作品を見てみました。画質は非常に綺麗で、動きもスムーズでした。

スマホより大きな画面なので、テロップや字幕など画面上の文字も見やすいですし、十分に楽しめる端末だと思います。ただし、SF映画など迫力のある映像を楽しみたい方には物足りないかもしれません。

ゲーム

「プロ野球スピリッツA」や「ミニオンラッシュ」などのゲームをプレイしてました。ゲーム動作もサクサクと軽快で、ストレスなくプレイ出来ています。

「荒野行動」に関しては、「FireHD8」より「FireHD10」やスマートフォンの方が動きがスムーズでした。

端末の操作性

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操作性において、大きな欠点は特にありません。本やビデオなど、それぞれのメインページに移動しても、常にページ上部に検索窓がついていて、作品や商品がスムーズに探せます。アマゾン内だけでなく、ウェブブラウザでの検索を同時にしてくれるので、使い勝手が良いです。検索窓だけでなく、ストアへのリンクボタンもあるので、プライムビデオやアプリストア、アマゾンサイトへのアクセスも簡単です。

各メインページにはユーザーの利用傾向に合わせた「おすすめ作品」や「おすすめ商品」も表示されるので、なんとなく見たい作品や欲しい商品を探したい時にとても役に立ちます。

【検証実験】バッテリーの持続時間

バッテリー調査をしてみました。調査にあたって、条件を以下の通りに設定しました。

条件設定

・プライムビデオの「バックトゥザフューチャー part1」を再生

・作品が終わったら最初から再生し、バッテリーがなくなるまで繰り返す

・画面の明るさは最大、音量は10にする

結果

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結果は約10時間でした。今回のように動画を流しっぱなしにしない限り、2~3日程度は持ちます。Kindleに比べると、電池の減りは圧倒的に早いので、読書を楽しみたい方はKindleの利用をおススメします。

電池の持ちをなるべくでも長くしたい方は、画面の明るさや音量を抑えるなど、無駄な電力を使わない心がけをしましょう。

ストレージ容量

ストレージ容量は「16GBモデル」と「32GBモデル」の2種類が用意されています。また、FireタブレットはmicroSDカードが使えます。最大256GBまで対応しているので、容量不足に悩む心配もいりません。

内部ストレージのみの利用(特に16GBモデル)だと、すぐに容量がいっぱいになってしまいます。16GBモデルの場合、2時間の映画作品を高画質でダウンロードすると、約10作品で容量がいっぱいになります。「プロ野球スピリッツA」のように容量が大きなゲームアプリもあるので、アプリや動画など色々ダウンロードする方は内部ストレージだけじゃ足りないです。

動画だけでなく、Kindle本やアプリをたくさんダウンロードする方や容量の大きなアプリや高画質の動画楽しみたい方は、microSDカードもタブレットと合わせて購入しましょう。

基本スペックの比較

Fireタブレット製品のスペックを比較してみましょう。

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購入する際の注意点

保証制度

「Fire HD 8」は購入すると、90日間の限定保証が付いています。通常の使用状況において発生した材料および製造技術上の瑕疵に基づく損害について補償してくれます。

90日間で自然故障のみの保証だと心配という方は、オプションで延長保証がありますので、そちらも合わせて選択しましょう。保証期間は1年間(1680円)、2年間(2160円)と3年間(2780円)の3種類から選択可能です。商品の落下や水漏れ等による故障も保証対象となっているので、何かと安心です。

ユーザーの評価

2018年8月現在、Amazonのカスタマーレビューは平均で星4.0の評価です。3628件のうち74%もの方が星4つ以上を付けていて、多くの方に評価されていることが分かります。

まとめ

・「Fire HD 8」は8インチサイズのアマゾンオリジナルタブレット

・プライムビデオやKindleアプリなどAmazonのサービスがアクセスしやすいレイアウトになっている

・通勤や通学にも便利なサイズ

・動画や音楽、ゲームなど様々なコンテンツが楽しめる

・TwitterやInstagram、NETFLIXといった定番アプリにも対応

・カメラ機能は画質が悪いので、あまり使えない

・カラーページに対応しているので、雑誌やマンガが読みやすい

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