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「Kindle Paperwhite」2018年モデル使用レビュー!使ってみた感想と評価

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2018年11月7日に発売したAmazonの電子書籍リーダー新型「Kindle Paperwhite」の使用レビューをお届けします。

新型モデルは防水機能が新たに加わったということですが、旧モデルとは他にも何か違いがあるのでしょうか?早速購入して、使ってみました。

旧モデルや他の端末との比較を交えながら、あらゆる角度から新型「Paperwhite」の実力を検証したいと思います。

2021年6月21日更新)

内容物

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内容物はとてもシンプル。「Kindle Paperwhite」本体とUSB充電ケーブル、保証書、ネットで見る説明書のURLが載った冊子の4点です。

コンセントに差し込むための充電器付いていないので、別途買う必要があります。値段は1980円です。欲しい方は「Paperwhite」と一緒に購入するのをお忘れなく。

サイズ、重さ

旧型とほとんど変わらず、文庫本と同じくらいのサイズ

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旧型より数ミリ小さくなった程度で、見た目はほとんど変わりません。非常にコンパクトで、文庫本と同じようなサイズ感となっています。

6インチのディスプレイサイズで、スマホ画面より横に長いので1度に読める情報量は「Paperwhite」の方が多いです。

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裏面はマットの素材に仕上がっていて、滑りにくく手に馴染んで持ちやすいです。旧モデルはもう少し丸みを帯びていましたが、新モデルは丸みをカットして、若干薄くなっています。

画面とベゼルの間の凹凸がなくなった

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新型モデルから画面とベゼル(画面周囲の枠)の間の凹凸がなくなりました。ベゼル部分もツルツルしています。凹凸をなくしたことによって、更なる薄さが実現しています。

旧モデルより約20gも軽くなって持ちやすさUP

旧型モデルと重さを比較してみましょう。

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新型Paperwhiteは旧型より軽量化されていて、約20gも軽かったです。下位モデルの「Kindle」が約158gなので、そこには及びませんが十分に軽いです。スマートフォンと同じような軽さを誇ります。 

片手での操作も可能で通勤、通学の際にも読める

文庫本程度のコンパクトなサイズですし、より軽くなったので、長い時間持っていても気になりません。

Kindleページめくり方法

片手での操作も可能です。一般的な書籍の場合、「Kindle」は上の図のように画面のやや右寄りのエリアをタップしてもページが進むので、片手(右手)で読み進めることが出来ます。左手で持つ場合はページめくりが結構大変です。

防水機能が本当か実験してみた

これまで「Kindle」で防水機能が付いていたのは最上位モデルに当たる「Kindle Oasis」のみでしたが、新型のPaperwhiteにも防水機能が加わりました。

Paperwhiteの防水等級(レベル)は「IPX8」です。これは「常温で水道水、かつ静水の水深1.5mの水槽に静かに本製品を沈めた状態で約30分間、水底に放置しても本体内部に浸水せず、性能を保つこと」を言います。

Amazon公式サイトには、「深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がないことが確認されています」と記述があります。

ということで、実際に防水機能が本当なのか実験しました。

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出典:「思考は現実化する」ナポレオン・ヒル

水に浸かった後でも普通に使えた

水に浸かった後でも普通に使えました。防水機能は本物のようです。最初入れた時には、勝手にフォント設定が動作し出して、故障したんじゃないかと焦りました。

水から出した後にページをめくろうとすると、たまに動かないことがありますが、一度電源を入れ直せば元通り操作できるようになります。

ちなみに水の中で操作することはできませんでした。

 

注意

Amazon公式サイトにも記載されていますが、防水機能が付いていても、水に濡れた場合は必ず布やタオルで端末を拭いて乾かしましょう。また、完全に乾き切るまでは充電も控えてください。

文字の見やすさ(画質)

PaperWhiteの解像度はKindle(167ppi)を大きく上回る300ppiです。例えば「iPhone8」は326ppiですから、それに近い解像度を誇ります。

ppiとは

1インチあたりのピクセル数を表す(画素密度)。pixels per inchの略。値が大きいほど、より高精細な画質となる。

旧型「Paperwhite」との比較

Paperwhite新旧画像比較

出典:「思考は現実化する」ナポレオン・ヒル

解像度は300ppiで同じなので、文字のクッキリ度に違いはありません。新型の方が行間が広く見えますが、設定で行間を狭くしたり、広くしたりすることが出来ます。

Kindleとの比較

肉眼でKindleとPaprwhiteを比較して見ると、Paperwhiteの方がよりクリアで、文字がくっきりして見えます。

【上:kindle 下:Paperwhite】

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特にマンガの吹き出し部にあるような細かな文字だと、その違いが鮮明に表れるので、B5版サイズの横文字の書籍やマンガを中心に利用する方はPaperwhiteがオススメです。

漫画の比較

kindleとFireタブレットの漫画比較

出典:「頭文字D」しげの秀一

マンガはPaperwhiteとタブレットのどちらが読みやすいのでしょうか?「Fire HD 8」と比較してみました。

携帯性に優れているのはPaperwhiteです。コンパクトで軽いですし、画面の真ん中から右よりをタップしてもページが進む(端末を左で持つ方は不便かも)ので、片手で長時間持っていても疲れません。

「文字が小さい」「ズーム操作がぎこちない」「絵の色合いが薄い」などの点はデメリットに挙げられます。

特にこだわりがなく、小さい字でも読める方はpaperwhiteでも十分だと思います。

Fireタブレットは画面が大きくて、ピンチアウト(指を広げる操作)でのズームもスムーズですし、画面をスライドさせるだけでページ移動が出来ます。「Fire HD 10」を横向きにして見開きページモードにすれば、単行本のマンガと同じサイズ感で楽しむことが出来ます。

「Paperwhiteより重い」「ブルーライトの影響で目が疲れやすい」などの点は欠点だといえます。

屋外での読書にも適している「Kindle paperwhite」

「Kindle」は屋外での読書にも適しています。「Fire7」を比較対象にして、外でどのように見えるのか撮影してみました。

【Paperwhite:明るさ0 Fire7:明るさ最大】

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【Paperwhite:明るさ0 Fire7:明るさ0】

Kindle、Fireタブレット直射日光比較

直射日光の下だと「Fire7」は画面が反射してしまい、明るさを最大にしないと見にくいです。それに対し、「Paperwhite」は明るさ0の設定でも普通に読むことが出来ます。

調節可能なフロントライト搭載

Paperwhiteにはフロントライトが搭載されています。明るさは24段階で調節が可能。また、このフロントライトは目に向けて光を当てるのではなく、ディスプレイの表面を照らすので目が疲れにくいです。

実際に利用してみた感想として、スマホやタブレットを利用するより目の疲れがなく、断然良いです。ただ、さすがのKindleといえども、あまりにも長い時間利用してると目が疲れてきます。その点は紙の書籍と変わりません。

自分に合ったカスタマイズが可能

フロントライト以外にも、Paperwhiteは「文字の大きさ」や「フォント」などの調節が可能なので、自分の好きなスタイルで読書が楽しめます。

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読書中の操作性

Paperwhiteは画面をタッチしながら操作を行います。タッチでスイスイとページがめくれます。旧モデルから特に変わることなく、新モデルも快適にページがめくれます。

Paperwhiteにはマーカーのように文章にチェックを付ける機能があります。旧型ではチェックがあまりスムーズでなく、不満に感じていたのですが、やはり新型になってもスムーズさが改善されていなかったので、その点は残念に思います。

ダウンロードスピードの実測調査

読書をするには購入した本やKindleUnlimitedで借りた本を1度ダウンロードしなくてはいけません。ではダウンロードにどのくらいの時間を要するのでしょうか?ダウンロード時間を計測してみました。

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数十秒でダウンロードが完了する

一般的な書籍だと10秒~20秒前後、マンガは30秒前後でダウンロードが完了します。時間がかかってストレスが溜まるようなことはありません。

新型も旧型もそうですが、どの端末もDLスピードに大きな違いは見られませんでした。

バッテリーの持続時間

1度の充電で十分に長持ちする点もPaperwhiteの特徴です。明るさ10、ワイヤレス接続オフで1日30分利用した場合、フル充電で数週間利用できます。

スマートフォンのように、数日に1度や毎日充電する必要はありません。

32GBモデルなら一般書籍を数千冊も保存できる

新型KindlePaperwhiteのストレージ容量は8GBと32GBの2種類から選択可能です。8GBモデルを購入してみましたが、何もダウンロードしていない状態で使用可能な容量を見てみると、「5.89GB」とありました。つまり、実際にダウンロードできるのは6GB程度です。

32GBモデルなら、小説が約7万冊保存できる計算になる

どのくらい保存できるのか計算してみました。8GBモデルの保存容量は「6GB」、32GBモデルは旧型を参考にして「27.5GB」とします。

8GBモデル

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32GBモデル

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例えば、ベストセラー本「嫌われる勇気」のファイルサイズは9602KBです。9602KBをGBに直すと0.009157GB。8GBモデルだと、約655冊入る計算となります。小説なら約1万5000冊以上も1台に保存出来ます。紙の書籍で購入したら、部屋が埋まってしまうような数です。

32GBモデルで漫画をダウンロードした場合、8GBモデルの約4.5倍もの数が保存できます。小説の保存できる数は驚きの約7万冊です。

このように「Paperwhite」1台でたくさん本が保存出来るので、部屋が本で埋め尽くされる心配が入りません。本、マンガ好きにとっては部屋の収納面で貴重なアイテムだといえます。

KindlePaperwhiteの価格比較

  広告つき 広告なし
Kindle 8GB 8980円 1万980円
Paperwhite 8GB 1万3980円 1万5980円
Paperwhite 32GB 1万5980円 1万7980円
Paperwhite 32GB
WiFi+無料4G)
2万2980円
Oasis 8GB 2万9980円 3万1980円
Oasis 32GB 3万1980円 3万4980円
Oasis 32GB
WiFi+無料4G)
4万980円

1万3980円から購入可能

最安価格は8GBモデルの「広告なし」で1万3980円です。「広告なし」より2000円安いです。

「広告あり」とは

「広告あり」にすると、Kindleのホーム画面の下部に広告(Kindleのセール情報など)が表示されます。また、電源ボタンを押してから画面を一度スワイプしないと開けない仕組みになっています。

「WiFi+無料4G」モデルが最も高く、2万2980円となっています。無料4G回線が付いたモデルは、WiFiの無い場所でも本のダウンロードが可能な端末なので「家にWiFiが繋がっていない」方にオススメです。

基本スペックの比較

Kindle製品のスペックを比較してみましょう。

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※1 Wi-Fiをオフ、1日30分間使用の場合

※2 Wi-Fiをオフ、ライトの明るさ「10」で1日30分間使用の場合

保証制度について

購入すると、1年間の限定保証が付いています。通常の使用状況において発生した材料および製造技術上の瑕疵に基づく損害について補償してくれます。

1年間のみの保証だと心配という方は、オプションで延長保証がありますので、そちらも合わせて選択しましょう。保証期間は2年間(1980円)と3年間(2580円)のどちらかを選べます。商品の落下や水漏れ等による故障も保証対象となっているので、何かと安心です。

ユーザーの評価

2021年1月現在、Amazonのカスタマーレビューは5つ星のうち星4.2の評価を受けています。全体で約8割を超える(82%)方が星4以上を付けています。

レビュー記事を見る

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まとめ

・2018年11月7日に新型「Kindle Paperwhite」が登場

・新しく防水機能が加わった

・旧型より約20gも軽くなって携帯性がUP

・「E Inkスクリーン」を搭載していて、目が疲れにくい

・バッテリー性能はFireタブレットを大きく上回る

・32GBモデルは、一般書籍なら数千冊の保存が可能

 

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