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「Fire 7」vs「Fire HD 8」比較レビュ-!オススメはどっち?(2019年)

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お手頃価格でプライムビデオや電子書籍、ゲームなどが楽しめることもあって、非常に人気の高いAmazonの「Fireタブレット」。

全部で3種類ありますが、通勤や通学など携帯性に適しているのが「Fire 7」と「Fire HD 8」です。ではこの2つのFireタブレットのどちらを選択するべきなのでしょうか?

様々なポイントで比較対決を行い、「Fire 7」と「Fire HD 8」のどちらがオススメなのか検証していこうと思います。

※ この記事の「Fire HD 8」は一世代前のモデルです。新モデルのレビューに関しては、こちらの記事をご覧ください。

レビュー記事

「Fire HD 8(新モデル)」レビュー記事

2020年版「Fire HD 8」使用レビュー!新旧モデルで徹底比較してみた

「Fire HD 8 Plus」レビュー記事

「Fire HD 8 Plus」レビュー!「Fire HD 8」との違いは?【徹底比較】

2020年8月31日更新)

比較対決1 外観(サイズ、重量など)

サイズ

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サイズはFire7の方が一回りほど小さいです。頑張れば片手での操作も可能ですし、小さなバッグにもスッポリと入ります。8インチサイズでも片手操作出来ないことはないですが、かなり窮屈になってしまいます。

どちらも背面の素材は同じでやや滑りますが、気になるほどではありません。

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anelloポリキャンバス口金ミニリュック(容量10L)なら、「Fire7」も「Fire HD 8」もスッポリ入ります。

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重さ

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重さはFire7が286gと、Fire8より65gも軽いです。ただ、2018年に発売した新型「Fire HD 8」も前世代に比べて30g軽量化されていて、携帯性はアップしています。

Fire7の方が携帯性に優れている

持ち運びやすさの面ではFire7が優れています。小さくて軽いですし、長時間持っていても重荷にならないので、通勤や通学にも適していると言えます。

「Fire HD 8」も前世代より軽くなって、前より格段に持ち運びやすくなりました。ただ、大きさや軽さの面ではFire7に及びません。比較的手の小さな女性にとって8インチサイズのタブレットは、大きく感じるでしょう。

画面の大きさによって得られる見やすさや映像の迫力を重視したい方より、持ち運びやすさを重視したい方はFire7がオススメです。

比較対決2 ディスプレイ画質と画面サイズ

画質

Fire7の解像度は「1024×600(171ppi)」。対するFireHD8は「1280×800(189ppi)」のHD画質です。どちらもIPSディスプレイを採用。

画質の良さに違いはなく、どちらも十分なほどの高画質です。繊細な描写にも十分耐えられるクオリティを誇ります。

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発色は「Fire 7」の方が良いです。自然な色合いで風景や料理が色鮮やかに見えます。一方、「Fire HD 8」はFire7に比べて若干黄色がかっています。ただ、肉眼で見ると、上の写真ほど大きな違いは感じません。黄色がかっている分、FireHD8は落ち着いた印象を受けます。長時間使用した場合はFire7より目が疲れずに済みます。

画面サイズ

映画やドラマで迫力のある映像を楽しみたい方は、8インチの方がオススメ。1インチ違うだけで印象は大きく変わります。7インチサイズだと迫力に欠けて物足りなさを感じます。

比較対決3 カメラ機能

背面カメラの画素数はどちらも200万画素。同じ条件下で実際に撮影してみました。

Fire7(200万画素)

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Fire HD 8(200万画素)

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画質自体は変わらないが、画角に違いあり

画素数が同じということもあって画質自体に差はほとんど見られません。FireHD8の方が画角がかなり広いです。2つの写真を比べると一目瞭然。

最近のスマートフォンのメインカメラは大体約1000万画素を超えるもの(中には2000万画素の端末もある)がほとんどで、それに比べると200万画素のFireタブレットは合格点に程遠いレベルです。カメラ機能は遊び程度で使うものと考えておきましょう。

ちなみに「Fire HD 8」はフロントカメラも200万画素で、Fire7より優れた画素数を誇ります。

比較対決4 電子書籍

電子書籍を使うとしたら、どちらの方が優れているのでしょうか?

書籍

どちらも明るさは最大。また、フォントサイズや行間も同じにしています。

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文字の精細度に差は感じられません。前述した通り、「Fire HD 8」は黄色がかっています。発色がある程度抑えられているので、ギラつきもありませんし、「Fire7」より目が疲れにくいです。

ただ、それでもブルーライトはゼロにならない(Fireタブレットにはブルーライトを抑制する「BlueShade機能」があるものの、画面が赤みがかって読みにくい)ので、電子書籍を利用するなら個人的には電子書籍リーダー「Kindleシリーズ」を推奨します。

次に1ページ当たりの情報量について。「Fire 7」はFire8より画面サイズが一回り小さいので、1ページ当たりの情報量が少ないです。たくさんのページをめくらないといけない点はデメリットだといえます。

マンガ

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Fire7は新書判(ジャンプやマガジンなどの少年、少女コミックに多いサイズ)、FireHD8はB6判(青年、女性マンガに多いサイズ)と同じくらいの画面サイズです。

Fire7はコンパクトさに魅力がある反面、FireHD8に比べて文字が小さく、セリフの多い漫画だと若干の読みにくさを感じます。小さな文字はズームすれば解決するのですが、いちいちズーム操作しないといけないのは結構面倒だったりします。

読みやすさを重視する方は新書判サイズの「Fire HD 8」が良いと思います。

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見開きページでも比べてみました。どちらも読めないことはありませんが、文字が非常に小さく、長い時間読み続けた場合に目の負担が大きいです。見開きページで読みたい方には迷わず「Fire HD 10」をオススメします。

雑誌

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カラーページが大部分を占める雑誌。色鮮やかさは「Fire 7」に軍配が上がります。発色が良く、自然な色合いが再現されています。

マンガ同様に読みやすさは「Fire HD 8」の方が上です。

画面の拡大縮小操作はどちらの端末もスムーズに行えるので、ストレスを感じることはありません。

比較対決5 動画、ゲームなどの動作スピード

Fire7のCPUは「1.3GHz クアッドコア」。FireHD8も同じ「1.3GHz クアッドコア」でCPUに違いはありません。

動画

アマゾンプライム、NETFLIX、Huluなどのアプリで様々な作品を見てみました。どちらも非常に綺麗で、動きもスムーズです。

少しでも映像の迫力さを求めたい方は、やはり画面サイズの大きなFireHD8がベストな選択だといえます。

ゲーム

「プロ野球スピリッツA」や「ミニオンラッシュ」などのゲームをプレイしてみました。

どちらの端末もゲーム動作もサクサクと軽快で、ストレスなくプレイ出来ています。

注意すべき点として、「Fire7」ではプレイ出来ないゲーム(荒野行動など)があります。ゲームを思う存分楽しみたい方は対応ソフトの多い「Fire HD 8」をチョイスしましょう。

比較対決6 【実験】バッテリーの持続時間

バッテリー調査をしてみました。調査にあたって、条件を以下の通りに設定しました。

条件設定

・プライムビデオの「バックトゥザフューチャー part1」を再生

・作品が終わったら最初から再生し、バッテリーがなくなるまで繰り返す

・画面の明るさは最大、音量は10にする

結果

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電池の持ちは「Fire HD 8」が圧倒する結果となりました。その差は2時間16分。Fire7とFire8では映画約1本分の差があります。

1度の充電で長く使いたいという方は、「Fire HD 8」を選択しましょう。

比較対決7 ストレージ容量

どちらも2種類のモデルが用意されています。

Fire7 FireHD8 ストレージ容量比較

容量の大きさを求めるなら32GBモデルを選ぼう

用意されているストレージ容量はどちらも同じです。

Fire7はこれまで「8GB」と「16GB」のラインナップでしたが、2019年モデルの「Fire7」は容量がアップ。「Fire HD 8」と同じ32GBまで選べるようになりました。

microSDカードの上限は「Fire 7」の方が大きいです。

なんと512GBまで対応(FireHD8は400GB)しています。

動画やゲーム、マンガを何本もダウンロードする方は正直16GBじゃ足りません。動画作品や書籍は「microSDカード」で対応できますが、SDカードに入らないアプリもあるので、ゲームアプリをいくつもプレイする方は、32GBモデルを選択しましょう。

ちなみに「プロ野球スピリッツA」やカーレースゲーム「Asphalt8」といったアプリはダウンロードに1GB以上を要します。

「ちょっとした外出先でコンテンツを楽しみたい方」や「ゲームをあまりしない方」、「ダウンロード作品のこまめな入れ替えが面倒ではない方」は16GBで十分足ります。

ストレージ容量によって端末の値段が変わるので、その点もよく考慮しましょう。

比較対決8 基本スペック

Fireタブレット製品のスペックを比較してみましょう。

Fireタブレット スペック 比較

比較対決9 ユーザーの評価

2019年11月現在、AmazonのカスタマーレビューはFire7とFireHD8平均星3.9(5つ星評価)で、互いに譲らない結果となっています。

Fire7とFireHD8のどちらも7割以上の方が星4つ以上の評価点を付けていて、ユーザーから高い評価を受けています。

保証制度について

「Fire 7」と「Fire HD 8」は購入すると、90日間の限定保証が付いてきます。通常の使用状況において発生した材料および製造技術上の瑕疵に基づく損害について補償してくれます。

90日間の自然故障のみの保証だと心配という方は、オプションで延長保証がありますので、そちらも合わせて選択しましょう。オプションの種類は以下の通りです。

Fire7 Fire HD8 事故保証 延長保証 比較

端末や保証期間によって値段も変わってきます。延長保証オプションは商品の落下や水漏れ等による故障も保証対象となっているので、何かと安心です。

総評 「オススメなのはどっち?」

値段、携帯性ならFire7だが、総合力では「Fire HD 8」に軍配が上がる

比較結果も見てもわかる通り、どちらの端末も互いにない特徴を持っていて、どちらが良いか判断がしにくい所です。

あえて結論付けるとしたら、筆者としては「Fire HD 8」をオススメします。

画面サイズも一回り大きくて映像に迫力がありますし、ユーザーが気になるバッテリー面もFire7より大幅に優れています。また、重量が前モデルに比べて軽量化されている点もプラス評価です。電子書籍やゲーム、動画といったあらゆるエンターテインメントを楽しみたい方にとっては、最適なアイテムと評価できます。これだけのスペックを有するタブレットを1万円前後で買える事に驚きを隠せません。

ちょっとした外出先で使いたい方や携帯性を重視する方、ゲームや動画などのヘビーユーザーではない方は「Fire 7」でも十分満足できると思います。

コンパクトかつ軽いので持ち運びに便利ですし、片手操作も楽ちんです。バッテリー面に不安はありますが、映画を1日に何本も見たり、ゲームを何時間もプレイしたりするわけじゃないなら、そこまで大きな問題ではありません。ストレージ容量16GBが選択出来て、6000円以下という価格設定は非常に魅力的です。

タブレットを選ぶ際はスペックなど端末情報だけでなく、自分の利用傾向や目的を確認することもお忘れなく。

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おさらい

・安価で高性能な人気タブレット「Fire 7」と「Fire HD 8」

・Fire7はコンパクトで軽く、携帯性に優れている

・発色が良いのはFire7だが、目が疲れにくいのはFireHD8

・Fire7には未対応のゲームアプリがいくつか存在する

・電池の持ちは「Fire HD 8」に軍配が上がる

・利用目的などを事前に確認した上で端末を選ぶと良い