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「Fire 7」使用レビュー!実際に使って比較検証してみた(2018年)

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「Fire 7」は、Amazonがオリジナルで販売している7インチサイズのタブレットです。Fireタブレットの中でも最も小さいサイズで携帯性に優れており、通常価格は6000円以下と3機種の中で一番安いです。

今回の記事では「Fire7」を実際に使ってみた上で、外観、操作性、バッテリー、ストレージ、動作などの様々な点を徹底比較、徹底検証し、スペックの実力を調査してみたいと思います。

2021年3月20日更新)

外観(サイズ、重量など)

FireHD8より携帯性に優れたタブレット

5.2インチスマートフォンとの比較

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anelloポリキャンバス口金ミニリュック(容量10L)にもスッポリ入ります

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「Fire HD 8」より一回り小さく、タブレット端末としては非常にコンパクトな印象を受けます。新書やB6サイズの単行本と同じようなサイズなので、トートバッグやリュックはもちろんのこと、FireHD8では少し入れるのに窮屈だったショルダーバッグにもすっぽりと入ります。ズボンのポケットはさすがに無理ですが。

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重さは約286g。fireHD8は持った時にある程度重みを感じましたが、Fire7はそれほど感じませんでした。長時間持っても、腕が疲れることもないでしょう。携帯性に優れているので、通勤や通学にはぴったしのアイテムです。

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頑張れば片手で使うことも出来ます。本を読む程度の操作なら片手が空いてなくても、本を読む程度の簡単な操作なら十分可能です。

画面の大きさによって得られる見やすさや映像の迫力より、持ち運びやすさを重視したい方はFire7がオススメです。

何ができるの?

出来ること

Fireタブレットでは以下の機能が利用できます。

出来ること
動画視聴(プライムビデオ、Netflix、Hulu、YoutubeDAZNなど
電子書籍(KindleストアやKindle本の利用)
ゲーム
SNSTwitterFacebookInstagramなど
アマゾンでの買い物
音楽(PrimeMusic、スポッティファイなど)
ネット検索
メール
写真撮影
カレンダー
タイマー

使えるアプリと使えないアプリ

AndroidタブレットやiPadとは異なり、Fireタブレットには使えるアプリと使えないアプリが存在します。

使えるアプリ

  利用出来る主なアプリ
動画 プライムビデオ、Netflix、Hulu
YoutubeDAZNGYAO!
Abema TV、TSUTAYA TV、U-NEXT
Twich、RedBull TV、ニコニコ動画プレイヤー(非公式)
コミュニケーション TwitterFacebookInstagram
SkypeViber
ゲーム 白猫プロジェクトドラゴンクエストぷよぷよクエスト
モンスト、ファイナルファンタジープロ野球スピリッツA
アスファルト8、マインクラフト
ミニオンラッシュ、パズドラリバーシ
音楽 プライムミュージック、Amazon Music Unlimited、Spotify
Shazam
その他

radikoYahoo!日経新聞電子版
Adobe PDFリーダー、Silkブラウザ、乗換案内
NHKネットラジオEvernoteDropboxKindle

AVGアンチウイルス

※ 定額制の音楽、動画サービスを利用するには、それぞれのサービスに加入し、月額料金を支払う必要があります。

 

使えないアプリ

  使えない主なアプリ
動画 dTV、Paravi、FODアプリ
TVer
コミュニケーション LINE、カカオトークTikTok
ゲーム ディズニーツムツムポケモンGo太鼓の達人
PUBG、Fate/Grand orderグラブルファンタジー
パワプロ、LINEポコポコ、
バンドリ、キングスレイド、歌マクロス
音楽 Google play MusicApple Music、AWA
LINE Music、dヒッツ
その他 メルカリ、スマートニュース、dポイントクラブ
LINEカメラ、Clipbox、SNOW
WEAR、GoogleマップUNIQLO

 

「LINE」や「ポケモンGo」、「AppleMusic」など、Fireタブレットで使えない定番アプリがいくつかありますので、ご注意ください。

 

Google Playストアは使えるの?

公式上では使えません。非公式ではGooglePlayストアを導入する方法があるようですが、あくまでの非公式なので導入するかどうかは自己責任で行いましょう。

LINEとかGooglePlayストアで利用できるアプリが、FIreタブレットの公式アプリストアに早く導入されることを願うばかりです。

ディスプレイの画質

画質

解像度は1024×600(171ppi)です。7インチタブレットとして人気の高いファーウェイの「MediaPad T3 7」と同じ画素解像度を誇ります。

 

カメラ機能

Fire7(200万画素)

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HUAWEI p9 lite(1300万画素)

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Fire7にはカメラ機能も付いています。画素数は200万画素。ファーウェイの「p9 lite(メインカメラの画素数は1300万画素)」で撮影した写真と比べると、その差は明らかです。Fire7は全体的にくすんでる感じがして、輪郭がぼやけています。最近のスマートフォンのメインカメラは大体約1000万画素を超えるもの(中には2000万画素の端末もある)がほとんどなので、200万画素レベルのカメラ機能では正直使い物になりません。

電子書籍を利用する

初期設定の段階で「Kindleストアアプリ」が入っているので、すぐに電子書籍が利用できます。電子書籍リーダー「kindle Paperwhite(マンガモデル)」と比較をしてみました。

タブレットで読むメリット

・画面が大きくて見やすい

・ハイライト(マーカー)が色分けで付けられる

・ハイライトや調べたい部分をスムーズに選択できる

・マンガと雑誌は画面の拡大縮小操作が非常にスムーズ(一般的な書籍の場合、Kinlde同様に指を使った拡大縮小操作は出来ない)

・カラーに対応しているので、雑誌が読みやすい

タブレットで読むデメリット

・ブルーライトを発するので目が疲れやすい

・動画やアプリも使う人にとって、内部ストレージだけでは容量が足りない

・Kindleより重い

 

書籍・マンガ

どちらも明るさを最大にしています。また、フォントサイズも大きく設定しています。

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一般的な書籍はKindleがオススメです。Fire7の場合、文章のチェックを付けたい部分をスムーズに選択できたり、4色の色に分けてハイライトが付けられたりする利点があります。しかし、ブルーライトによる目への影響や持ち運びやすさを考えると、Kindleの方が書籍の利用に向いています。Fire7にはブルーライトを抑制する「BlueShade機能」があるものの、画面が赤みがかっているので読みにくさを感じます。

一回り画面サイズの大きなFireHD8と比較してみると、Fire7は画面に表示される文字数の多さを優先すると文字が小さく見え、文字の大きさを優先すると文字数が少なくなってしまうデメリットがあります。

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画面の明るさを0にして撮影してみました。Fire7は明るい場所でもバックライトを付けないと、真っ暗で何も見えません。一方、Kindleは明るい場所ならバックライトを付けなくても読書が楽しめます。ブルーライトも発しないので、目が疲れにくいです。

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マンガは正直、人によって判断が分かれる所です。Fire7の方が画面が大きく見やすいですし、ズームの拡大縮小操作がKindlePaperwhiteに比べて非常にスムーズなので、文字が小さくてもストレスなく読むことが出来ます。また、ワンタッチでペラペラとページがめくれるので快適です。

雑誌

カラーページが大部分を占める雑誌はやはり「Fire7」の方が読みやすいです。先ほども述べた通り、画面の拡大縮小操作もスムーズに行えるのでストレスを感じません。「Fire HD 8、10」と比べると画面が小さくて、読みやすさの面では他の2機種より劣ります。いちいちズームして読むのが面倒な方には不向きな端末だと感じました。

動画、ゲームのチェック

動画

アマゾンプライム、NETFLIX、Huluなどのアプリで様々な作品を見てみました。画質は非常に綺麗で、動きもスムーズです。

スマホより大きな画面なので、テロップや字幕など画面上の文字も見やすいですし、外出先で楽しむ分には十分使える端末だと思います。ただし、SF映画など迫力のある映像を楽しみたい方には、ハッキリ言って物足りません。

ゲーム

「プロ野球スピリッツA」や「ミニオンラッシュ」などのゲームをプレイしてました。ゲーム動作もサクサクと軽快で、ストレスなくプレイ出来ています。

「Fire7」では荒野行動がプレイできません(他のFireタブレットは可能)ので、ご注意ください。

端末の操作性

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操作性において、大きな欠点は特にありません。本やビデオなど、それぞれのメインページに移動しても、常にページ上部に検索窓がついていて、作品や商品がスムーズに探せます。アマゾン内だけでなく、ウェブブラウザでの検索を同時にしてくれるので、使い勝手が良いです。検索窓だけでなく、ストアへのリンクボタンもあるので、プライムビデオやアプリストア、アマゾンサイトへのアクセスも簡単です。

各メインページにはユーザーの利用傾向に合わせた「おすすめ作品」や「おすすめ商品」も表示されるので、なんとなく見たい作品や欲しい商品を探したい時にとても役に立ちます。

【検証実験】バッテリーの持続時間

バッテリー調査をしてみました。調査にあたって、条件を以下の通りに設定しました。

条件設定

・プライムビデオの「バックトゥザフューチャー part1」を再生

・作品が終わったら最初から再生し、バッテリーがなくなるまで繰り返す

・画面の明るさは最大、音量は10にする

結果

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結果は約6時間でした。「Fire HD 8」は約10時間だったことを考えると、電池の持ちは決して良いとは言えません。「Fire7」と「Fire HD 8」のバッテリーでは映画2本分の差があります。

1度の充電で長く使いたいという方は、「Fire HD 8」もしくは「Fire HD 10」の購入をおススメします。

ストレージ容量

Fire7のストレージ容量は「8GB」と「16GB」の2種類が用意されています。8GBモデルを所有していますが、すぐ容量がいっぱいになってしまいます。例えば、読書専用に使うならこれでも足りるかもしれませんが、動画やゲームといったコンテンツも同時に楽しみたい方には8GBだと不十分です。

「プロ野球スピリッツA」やカーレースゲーム「Asphalt8」といったアプリはダウンロードに1GB以上を要します。いちいちアプリを消したり、面倒な容量の調節をしたくない方は16GBモデルの購入、もしくはmicroSDカードで対策することをおススメします。

基本スペックの比較

Fireタブレット製品のスペックを比較してみましょう。

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購入する際の注意点

保証制度

Fire7は購入すると、90日間の限定保証が付いています。通常の使用状況において発生した材料および製造技術上の瑕疵に基づく損害について補償してくれます。

90日間の自然故障のみの保証だと心配という方は、オプションで延長保証がありますので、そちらも合わせて選択しましょう。保証期間は1年間(1380円)、2年間(1780円)、3年間(2380円)の3種類からを選べます。商品の落下や水漏れ等による故障も保証対象となっているので、何かと安心です。

ユーザーの評価

2019年11月現在、Amazonのカスタマーレビューは平均で星3.9の高評価です。1985件のレビューのうち、72%の方が星4以上という評価を出しています。

まとめ

・Fire7はコンパクトで軽量性に優れた7インチタブレット

・Fireタブレットの中で最も安い

・動画、音楽、電子書籍、アマゾンでの買い物など様々な機能が利用できる

・カラーページに対応しているので、雑誌やマンガが読みやすい

・電池の持ちやストレージ容量は「Fire HD 8」や「Fire HD 10」に劣る

・外出先で雑誌や動画、ゲームを楽しむのに便利なアイテム

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